新入社員残業月100時間越え

私が新卒で入社した旅行会社は紛れもなくブラック企業でした。入社式の翌日から都内の支店に配属された私に待ち受けていたのは残金月100時間越えという地獄の日々でした。

入社一年目の社員は開店前の店内清掃が義務づけられており最低30分はかかるため自動的に早出となります。しかし清掃以外にもパンフレットや旅行日程書のパッキング作業も新人の仕事だったため、10時開店にもかかわらず毎朝9時には出社しないと間に合わない計算でした。それに加え日中は別の駅にある本社への書類運びも新人の仕事で、外出している間に予約の電話やメールが次々と入るため帰社してから仕事をしていましたがそれでも間に合わず朝は7時に出勤していました。19時閉店後も日中留守にしているため仕事は溜まりに溜まっていて毎日終電まで残業していました。簡単に計算しても毎日8時間の残業ですので、22日出勤で176時間の残業になります。しかし残業代はゼロ、会社は残業を認めていなかったので個人の意思で勝手に仕事していると位置付けられました。

結局半年間そのような生活を送った結果,体が悲鳴をあげました。医師からは鬱病と診断され、30分仕事したら10分休憩するよう言われましたが労務が機能していない企業では到底無理な話でしたのでそのまま退職しました。今思い出しても恐ろしい思い出です。