ブラック企業~退職までのアレコレ~

前の職場は、社長の親の世代から続く、いわゆる同族経営の会社でした。それだけのことであれば何も問題はなかったのですが、入社後すぐに経営状態の深刻さを目の当たりにし、愕然としたことを今でも覚えています。

結局、姫路の労務相談室に連絡し、こういった場合の対処法を伺いました。最終的には、退職ではなく「辞職」という方法を取り、諸々の出来事ですっかり参っていた私に代わり、父が社長にガツンと話をしてれくれたため、きっちり2週間で会社を辞めることができました。

小さな会社故、入社前にインターネットで会社情報を集めてはみたものの、実態を知らぬまま内定通知を鵜呑みにし、そのまま入社してしまった私にも落ち度はあると思います。しかし、サービス残業や休日出勤の強制はもちろんのこと、業務内容とはかけ離れた、法に触れるようなことまで命じられるとは思いもしませんでした。
さすがにこれは、会社の行く末よりもまず自分の身が危ないと思い、入社2か月で早々に退職を決意したのですが、やはりスムーズに辞めさせてもらえるわけもなく…。社長に退職の旨を直接伝えましたが、それを聞いて激怒した社長に、お前には責任感が無いのか、この役立たず、給料泥棒と罵られ、泣きながら社長室を後にしました。

自分の確認不足が招いた結果と言われてしまえばそれまでですが、中小の企業には、外から見ただけは分からない内部事情が山ほどあります。
自分と同じような目にあってしまう方が少しでも減ってくれれば…と願っています。